目指すこと
GOOD ROUTE は、国道2号(岡山-倉敷間)の渋滞緩和を目的に、国土交通省中国地方整備局岡山国道事務所が岡山大学と立ち上げたモビリティ・マネジメントプロジェクトです。
*モビリティ・マネジメントは、一人ひとりの行動(移動)が個人的にも社会的にも望ましい方向に自発的に変化することを促すマネジメント施策です。
渋滞緩和のためにまず思いつくのは、道を整備すること(道を広げる、新しい道を作る、立体交差を作るなどのハード施策)で、岡山国道事務所も道路事業を計画して進めていますが、実現するためには莫大な時間と労力が必要になります。そこで「いまできる」渋滞緩和の取り組みとして、モビリティ・マネジメントというソフト施策も行い、ハードとソフトの両輪で、将来の渋滞緩和の相乗効果を目指しています。
モビリティ・マネジメントで渋滞緩和を目指すためには、一人ひとりが考えて、行動を積極的に変えることが重要です。そのためには、まずは自分にとっての「良い移動」を考えてもらう(見つけてもらう)必要があります。
そこで、プロジェクト立ち上げ時に「思考する移動」という核となる言葉を考え、マークにも「発見」「感嘆符」「思考」「行動」などの意味を込め、様々な施策を進めています。
GOOD ROUTE プロジェクトが、みなさん一人ひとりに良い変化をもたらし、渋滞が緩和されること、さらには地域経済の活性化にもつながることを期待しています。
渋滞は世界中で起きている問題ですが、道路は本来、人・場所・物事を快適に結ぶために作られたものです。
新型コロナウイルスで世の中が一変した時代だからこそ、オンラインではなく、実際に会いたい、行きたいと思った時には、渋滞なしに快適に移動できる。
そんな社会であってほしいと思います。
2020.10.1 GOOD ROUTE PROJECT